2021年10月14日 勝手に笑う身体

笑うのって身体反応なんだな、と実感した。さっき息ができなくなって声も出ないくらい腹抱えて笑っていた(本当に抱腹絶倒だった 倒れるかと思った)のだけど、思い当たる原因がない。なぜ…?どうしてあんなに笑っていたんだ…体感的には笑っている感覚があって、恐らく外からもツボにハマっちゃって笑っている人に見えたはずだけど、そのきっかけが何だったのか思い当たれない。ただ腹抱えて笑うという現象に陥った。普段のそれと同じように自分の意識の支配の手を離れて、ただ笑い終わるのを待っていた。再現しようと思ってもできないな。難しい。難しいことなのに、さっきは ふとできていた不思議。笑うことと感情って結びつけられがちだけど 必ずしもそうではないのだ!

春から夏くらいにかけて感情の勉強をしていた。

『 感情の哲学入門講義』(源河 亨)

感情の輪郭がぼやけていって 感情のことがわからなくなる瞬間がたくさんあった。ここでも身体反応について触れられていたけど、例外を思いついちゃってもどかしかった。インターネットで見聞きした事例が多いから、不確かだったり 同じ本を読んでいる人たちにその説明がうまくできなそうだと思って、うすぼんやりとした反例になってしまっていた。まあこの本が入門ということもあるんだろうけれど。感情ってなんなんですか?物質なんだろうな、というのをここ数年思っているけれどそれについては(一連の学びのなかでは)触れなかった。薬でコントロールできることがあるらしいし、きっと感情は物質的なものなんだろうな、くらいの浅さ。これは「物質は物質にしか関与できないか」みたいな話になりそうで、その話は既に物理学(量子論)とかで見解が出されていて…とか知らない世界が広がっているんだと思う。感情は難しい。人間なのにな。感情はどこにあるか指し示せないし、それが私だけかもしれないことがわからない。他人Aには、他人Aの感情を指し示せるし、他人Bの感情も指し示せる世界かもしれない。これは可能性の話で、経験的にどうやら他人も同じように、感情は指し示せないらしいし、本人以外の感情については知り得ないんだと共通的な感覚をもっているらしいことを知った。嘘だとしたら、いままでバレていないのがすごいから嘘であってもいいよ。もしこれと違う感覚をもつ人がいたら、肩身が狭かったり、「これは普通じゃないらしいから黙っておこう」と沈黙していたりするのかな。多数派と少数派の立場の違いみたいなところまで話をもっていく元気はない。

たくさん寝ていたい。1日9時間寝られたらベストだと気づいた。0時くらいに寝て、9時くらいに起きる生活をしていたときのちょうどよさをまた感じたい。最近は、朝の慌ただしさの雰囲気に飲まれて早めに起きてしまったりしている。二度寝は好きじゃないけど、寝が足りないから仕方なくしてる。二度寝下手だから入眠に時間かかるのが非効率でいいことがない。朝の慌ただしさからは縁遠くありたい。精神的に、あっという間にキツくなってしまうから、できるだけ避けたいけど他人と生活を一にするというのは、そういう巻き込まれも含んでいる話なのだけど、それはわかっているつもりなのに、ただこんこんと眠ることを日常にしたくて願っちゃう。

みんな大変だと、自分で自分の大変さを抱えなくちゃならない。みんなで抱きしめ合えるときはそのほうがいい。慰めはズルズルいく原因になりそうでぎりぎりのとき以外に求めるのはかえってよくないと思う。1年半、みんな大変だから頼るのが難しい気がする。人に会っていないうちに頼るのが下手になったのかもしれない。人と対面することと、画面越しにやり取りすることの狭間にストンと落ちてしまったような感覚がある。画面越しのやり取りにうまく馴染めないけれど、なんとか順応しようと試みている間に、対面でのやり取りが(それまでできていたものも)うまくできなくなっている感覚がある。体力が落ちてしまったのか、すぐ疲れてしまってへろへろちゃんになってしまう。人がたくさんいる環境の意味がわからない。人と触れ合えず淋しかったような気もするのに、他人が近くにいることがストレスになっていたりして 自分がどこにいるのか、何ができるのかわからない。それまでもわかっていなかったのかもしれないけど、そのわからなさに自覚的になってしまったせいでわからなさの循環が起きている。無意識でできていたことを意識がやろうとして戸惑う。

1人で散歩するとかは変わらずできていることだと思う。禍以前から、1人で出かけていくのは好きだし 禍の途中くらいにも1人でなら…とすこしだけ遠くに行ってみることもした。電車とかはなかなか難しかったりした。知らない場所である、というだけで価値があるみたいに思う。人類未踏の地は、もはやないんだろうけど そういうのは怖い。先人が山ほどいて、たくさんの人たちが通ってきた道とか、誰かにとっては毎日通る馴染みの道、みたいな自分とは関わりをもってこなかった場所に初めて行くのが好き。自分がその地に馴染むまでなら何回でも好き。遠くに行きたい。電車も自動車も苦手だから、移動のこと我慢だと思ってる。

呼び込み君につられていく自分のことちょっと好き。呼び込み君のことはもっと好き。散歩の話は、また今度したい。呼び込み君とAmazon Hubの名前を集めている話したい。日本人の足をしている。