2022年2月16日 小→大→小

家にいた。買った雑誌を読んでいる。考えていることを問いの形にして、他の人と意見を言い合えるようにしなきゃ。出来てないことの数を数える。以下、主に雑誌の話。

「"天体観測"にしても"スノースマイル"にしても、最後には隣に「君」がいないのだから。黒猫もライオンも死んでしまった。」(ROCKIN' ON JAPAN 2003/3/10 p.206 JAPAN REVIEW)

このレビューのこの部分、妙に納得感があって面白くてしばらく笑った。いないことについてちょうど面白く抜き出して書いているように感じた。たぶん書いた本人はそのつもりさらさらないだろうけど、ニュース番組のニュースじゃないエンタメコーナー見てるときにときどき感じるような再認識というか再構築というか、そういえばそうだったなという感覚が面白くなる瞬間みたいだった。

f:id:eudoftheworld:20220216174302j:image

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT (p.16-17)

f:id:eudoftheworld:20220216174320j:image

BUMP OF CHICKEN (p.38-39)

読みづらかった…黒字に赤字のミッシェルのインタビューの読みにくさに比べると、赤地に黒字のバンプがましに見える。赤地に黒字も充分読みにくいのに。

いろいろな時代の雑誌(ROCKIN' ON JAPAN、MUSICA、bridge 等)を集めてると、本の大きさの変遷がさまざまあって面白い。現在出版されているものだとCUTやMUSICAが大きくて、ROCKIN' ON JAPANとかbridgeは小さい。CUTの変遷はわからないけど他3誌は大きさが変わってることがわかった。持っている範囲では、MUSICAとbridgeは小さくなり、ROCKIN' ON JAPANは一旦大きくなったのちに再び小さくなったことがわかった。

ROCKIN' ON JAPAN 2000.11→2003.3.10→2004.8

MUSICA 2009.12→2013.12

bridge 2002 SPRING→2005 SUMMER 

f:id:eudoftheworld:20220216225914j:image

ぜんぜんちがう。古いJAPANを読んでいると鹿野さんがインタビュアーをしていたりして、時代を感じる。jupiterとかその前とかロストマンとか、初期のバンプのJAPANのインタビューはいくつか鹿野さんだった。MUSICAを作った経緯とかそのあたりの関係性については知らないけど、もしかするとバンプに関してだけ言うと鹿野さんとの関係がいちばん長かったりするのかなあ、渋谷さん山崎さん筆頭に いまでもインタビューすることがある人たちのなかでは。去年のSONGSの影響もあるかもしれないけど、最近のJAPANでは渋谷さんがインタビューしてることが多い印象。そういえばJAPANとbridgeの関係とか編集長が誰かもよくわかってない。でもその3人が長いことライターとしてやってきていて、中心的な人物であることは知ってる。

JAPANとかbridgeのほうが手からはみ出る部分が少なくて持ちやすいから好き。BREaTHの持ちやすさは手の小さい人間にとってはとてもありがたい。MUSICAとかCUTはでかくて持てない。床とか机に置けるきれいなスペースがあるときに読むか、諦めて頑張って手と腕を駆使して読むか。でっかい写真が見られるのはいい。どっちだっけ、オーロラ見に行ったときのジャンプしてる写真がでっかく見開きで載ってたのとかよかった。3月のライオンのときに月島で撮影してたCUTの写真も好きだった。
2003年3月10日(当時は月2発行だったため日付まで表示)のJAPANも、2003年3月のBREaTHも川崎で撮影していたの面白かった。ロストマンの景色は首都圏だと当時の川崎だったのかな。それか当時の藤くんの印象とか何かが川崎に合うと思われていたのかもしれない。「川崎の撮影、今日どっちだっけ」みたいなやり取りがあったかもしれない。かぶってることに気付いたお互いの歩み寄りとか、完全に被らないような配慮とかあったのかもしれないと思うと面白い。

スペースでとぼとぼとさんが話す惑星科学の話を聞いた。天文学との違いもわからなかったけど面白そうな分野だと思った。この人、前のガジスペで国会図書館の遠隔複写の話をしてた人…?

【惑星科学わくわくポイント】
①専門用語がかっこいい
②わかっていないことが多い
③研究者の生きざま
④難しくてわからない 難解だけど美しい
⑤自分との共通点を見つけられる

Q. なんで惑星科学は面白いのか
A. まだ解明されていないことがたくさんあって、どんどんアップデートされている。自分や地球の地続きに宇宙があることを感じられるところがいい。未知を知にするプロセスがいい。

出来ていることの数を数えては自分を諦めて肯定する。可能性の獣ってかっこいい。