2022年2月24日 膨張する本棚

電車に揺られながらニュースを見ていた。わからない。情報が多すぎる。正誤も判別が難しい。戦争映画だってたくさんあるし、高い技術で加工されるとどう判別するのか。例えば2001年の同時多発テロで飛行機はビルに突っ込んでいなかったと主張する界隈があるけれど、映像でしか知らないことに対して私が言えることは何もないと思う。自分が正しいと思っていることは、多くの人がそうだと言うから恐らくそうなんだろう と思っているだけだと感じる。どちらを信じるのが妥当かを、ある程度多数決で決めるような感覚。

ガルパンの映画を見に行ったときに流れていた実写の戦争映画の予告編には、痛みや血があり、恐怖があった。ガルパンでは戦車から身を乗り出してもなぜか死なない(し、怪我もしない)ことになっているせいで兵器に対する危機感が薄れていたことに気づいた。アニメと実写の受け取り方の差もあったりするのかもしれない。どちらも作品としてはフィクションだけど、大きな嘘に取り込まれたあとは現実のことも忘れられるんだと思う。いつか教科書に載るんだろうな、という日。現実味はない。2022年って今年じゃないみたいだ。

たくさんの情報で頭をいっぱいにしていたら、降りる駅を間違えた。初めて行く目的地は、事前におおよその位置を調べてあったから、適当に歩いた。途中、目を惹く古本屋があったから入ると、探していた本が何冊もあった!気分の高揚に任せて本を買った。気持ちがいい。読めるかわからないし、本棚に入るかすらわからないけどいい買い物をした。また行きたい本屋になった。ただ、通路が狭いから本を1冊1冊見るのが難しい。たくさん買うことを想定して大きめのリュックで行ったから余計狭かった。何冊も買ったからリュックで行ってよかった。何の収穫もないよりはいい。

買った本→ちびまる子ちゃん【12】、インド放浪(藤原新也)、CUT、H、ROCKIN' ON JAPAN、日本軍歌名曲百選、アフターダークねじまき鳥クロニクル 第3部 ほか

ロッキングオンが出してる雑誌がいくつあるのかわからない。