2022年2月28日 春の夜

春を感じる日中だった。当然のように身体が春だと思って動いていた。部屋に入ってくる風がもう春だ。外に吹く風はまだ、時間帯にもよるけど冷たくてすべてが春になったわけじゃないけど春が訪れているのだなあと感じた。明日から3月だから、というのもあるのかも。これから4月にかけて、うまく掴めない春を今年もまた掴めないと思うんだろうな。

萩原朔太郎が「春がみつちりとふくれてしまつた」とか「あいにくうしろには春がわらつて居た」とか表現してる春も、尾崎放哉が「病いへずうつうつとして春くるる」と詠んでいるのも好き。折坂悠太の「春先迎え小さく死ぬれば」という表現もいいなあと思う。春は冬にかかっていた魔法が溶けていくような感覚がある。クリスマスに向けて強くなる魔法の感覚は、雪の景色や澄んだ空に引き継がれて冬に残り続ける。暖かくなり始めた空気はそれらをゆっくりと溶かす。なんか今日はその溶けはじめみたいな空気の日だった。

スノースマイルで「冬が寒くって本当に良かった」と歌いながら、後のインタビューやライブのMCで「冬が寒くて本当につらい」と語る藤くんが好き。他にも、ポンツカで歌詞に言及するときは大抵好きなんじゃないかと思う。先週のポンツカ(2022年3月6日まで聞ける インターネットラジオ再生|bayfm78)でコンビニのコピー機に置き忘れたダイヤモンドの歌詞が書いてあるノートのこと「ポエムのノートだぜ」と呼んでいたのも、虹を待つ人を起床時のアラームにしてるお便りが来たときは「眠れなかった体にじゃねえよってならないかな」って心配してたのも、ひとりごとへの感想お便り(自分より考えすぎな人がいて安心した)に対して「いやいや至ってまともなつもりなんですけどねえ」と付け加えて返していたのもどれも好き。

旅のラジオ / #038「マットにうんこを配置して、お酒をめちゃめちゃに飲むゲーム」 - YouTube

1ヶ月遅れで旅のラジオを聞いているのだけど、この回すごく面白かった。ウクライナのうんちのフィギュアとか、コロンビアのうんちを避けるボードゲームの話が聞ける。うんちを避けるボードゲームすごすぎる!何回も聞き返したいなこの回。