2022年3月1日 「手洗所」の謎

春らしくていいな。もう靴下を履かなくていい日が増えるんだろうな。自由だ。サンダルとか下駄みたいな履き物が好きだから夏の足元が好き。春は少しずつサンダルでも心地よく過ごせるようになるからうれしい。履いてると「下駄履いてるの?」と聞かれがちな履き物の名前がわからない。浴衣コーナーに売ってた下駄みたいなサンダルみたいな名前のわからない履き物…履きやすいからよく履くのに名前がわからないから他人に文字で説明するのが難しい。

多摩動物公園マレーバク千葉市動物公園に移るらしい。なんとなく千葉にはアフリカバクしかいなかったような記憶でいたけど、マレーバクはもともと千葉にもいるらしい。どこの動物園と記憶が混ざったんだろ、なんとなくシャボテン公園のような気がしてきた。シャボテン公園にはアフリカバクがいてマレーバクしかいないような気がする。

園内マップ|公園を楽しむ|伊豆シャボテン動物公園|伊豆シャボテン動物公園グループ

ブラジルバクがいてマレーバクがいないのか、シャボテン公園は。(番号でいうと32番)

出かけはじめ30分だけ雨が降っていた。大雨だったのに、すぐに止んで地面が濡れているだけになった。地面しか雨を知らない時間ってあるかもしれない。下を見て雨を知ることもあるんだろうな。

平井の本棚に行った。平井駅、はじめて降りた。夜の治安に特徴がありそうな散らかり方をしていた。数年前の姿も見てみたくなるような散らかり具合だった。

f:id:eudoftheworld:20220301231417j:image

平井駅前手洗所

f:id:eudoftheworld:20220301231420j:image

「手洗所」

f:id:eudoftheworld:20220301231414j:image

なんで「手洗所」表記なんだろう。

f:id:eudoftheworld:20220301232806j:image

公衆手洗所   🚻

神田 on Twitter: "名古屋の地下鉄、トイレの表記が「洗面所」だったのでよかった… "

名古屋には「洗面所」表記があると聞くけど、このバリエーションを網羅してる人がインターネットにいない(らしい)の意外だ。鉄道とか地図に詳しい人のなかにいそうなのに。

f:id:eudoftheworld:20220301232302j:image

西千葉駅内の案内も「手洗所」表記

総武線(各駅)沿線には散見されたりするのかも。電車苦手だから誰か調べてくれないかなと他力本願な気分でいる。でも西千葉のほうは正式じゃない看板という風でもあるから古くは「手洗所」表記が主だった可能性もあるかもしれない。

平井の本棚に話を戻す。すこし前に行った古本屋に比べると、自分との親和性は感じなかったからなかなか行くことはないかもしれないけど、三土たつおさんの『街角図鑑』が置いてあったり、高野秀行さんの『謎のアジア納豆』のサイン本があったり、哲学・社会学・福祉の本もいくつもあったり、詩や落語、芸術関連の本、何十年も前の漫画もたくさん置いてあったり、豊かな古本屋さんだと思った。高野文子の『おともだち』を買うか迷ったけど買わなかった。外箱の状態があまりよくなかったのに加えて、すごくいい出会いをした『絶対安全剃刀』よりも好きになれる自信がなかった。読んだあとにあっちのほうが好きだ、と思ってしまうのが怖くて買わなかった。もったいないことをしたかもしれない。いまはまだ、そのもったいなさはわからない。『絶対安全剃刀』も古本屋で買った。高野文子もそのときに知った。これは買わなければいけない本だと思ってほとんど衝動的に買った。(たしか同じときに萩原朔太郎の『月に吠える』のレプリカも買えたからか、本屋を出るときのどきどきした気持ちがずっと残ってる)その最初のふれ方も含めて輝いているから他の高野文子作品を買うときに躊躇ってしまう。絶対安全剃刀を何回でも読み返したらいいか。本棚にはあるんだし。

火事に気をつけたい!火事で形として集めてきたすべてが燃えるのが怖い。冬が終わっても続く恐怖だ。それでも紙じゃないとうまく管理できない。紙すらうまく管理できてるとは言い難いけど、電子化するとどこにあるか見えなくてすぐ見失うから形があるほうがいい。いつか失われるとしても形あるものが好き。目の前にあるものの優先順位を超えられるような形にならないものは少ない。たくさんもっておけないし、消えてもわからなかったりする。形がないものは少ししか持てない。