2022年10月13日 雨寒

寒い。布団から出るのが心身の負担になる季節になってしまったのでこれから数ヶ月大丈夫でいられるか心配になる。寒いときは身体を動かしたらいいんだ!と思って外に出かけた。天気予報通り雨が降っていた。まあ大丈夫だろうと思い、5〜6km離れた地まで歩いた。初めて通る住宅街の中の道が新鮮で面白かった。途中でトイレに行きたくなったのに住宅しかないからひたすら我慢した。周りにはたくさん家があるからトイレもたくさんあるはずなのに私のためのトイレはひとつもなかった。知らん奴を家に入れる危険性のことを考えると見知らぬトイレは借りられない。寒くてお腹が痛くなってきたあたりで不特定多数に開かれたトイレを見つけられたので大丈夫になった。寒くてなかなかわかりにくいけれど身体もなんとなく温まってきた気がする。寒くてどうにかしたいとき、つめたい飲み物しか売ってない自販機が敵みたいに見える。

そろそろ帰路にしようかと思ったあたりから雨が激しくなってきた。土砂降りではないが歩くたびに足が濡れる。こんなことになるならこんなに遠くまで来るんじゃなかった…と何度も後悔しながらなんとか帰った。途中、街灯でズボンを見たら膝から下が全部びしょびしょだった。こういうとき膝が可哀想になる。自分とは切り離して膝を哀れむ気持ちになる。冷たさをしっかり感じながら、膝だけを可哀想に思う。膝と自分は繋がってるというより同じ個体とわかってると思っていたけれど部分で考えた瞬間、実感からは切り離されてしまうのかもしれない。布団から出ている鼻が冷たいときもだいたい同じ気持ちでいる。

これからなんだかんだ半年くらい寒さに耐えなければならないと思うと嫌すぎる。生き物が少なくなって静かなところは好きだけど苦痛が大きすぎるし長すぎる。たぶん今のところあまりちゃんとできていない、寒さと冷え対策を頑張ります…