服を買うのが苦手だ。知らない海で溺れそうになったあとみたいな疲れかたをする。店を出てへなへなと座り込みたくなる。たまに耐えられなくなって店内でしゃがんでじっとしている。でも、自分でいいなと思える服を買いたい。ハードルはまだある。服屋が疲れるだけに終わらず、自分の体型のこともよくわかっていない。鏡をじーーっと見ても自分がよくわからない。自分を見分けることはできるけど自分の客観視ができていない感覚がある。体型の分類とか、似合う色がわかるらしい「ベ」とか、流行のいろいろとかほとんど何もわからない。服売ってるところ、たくさんありすぎる。選択肢の絞り方もよくわからない。手当たり次第行くにもひとつひとつ疲れちゃうし…(冒頭に戻る)
寒くなってきたから暖かい服買いたいのに、買いたい服の種類がわからない。上着。トラックジャケットって何なんだ。トラック…?わからない。誰か詳しい人に連れられて服屋回ってみたい。私より詳しければいいから随分とハードル低いけど一緒に行ってくれる人、いないかな〜 誘ったら行ってくれる人。
車を運転するのも苦手。世界が全部意味になって疲れる。ルールに則って攻略すべき世界になる。まだ事故を起こしたことない(!)から、ぶつかる感覚や距離感を知らない。ちゃんと、かもしれない運転してる。事故を起こしていない今までは「いつかぶつかるかもしれない」と思っていて、もしこれから事故を起こすことがあったら、その「かもしれなさ」が崩れてしまうだけだから安寧がどこにもない。みんな平気な顔して運転してるのすごい。
この2つ見比べてみるとわからなさで疲れるのが苦手なのかもしれない。新しいところを散歩するのが好きなこととは対立してる。苦手さを感じていないだけで疲れてるのかもしれない。好きだから疲れへの意識が薄くなっていたり、歩く疲れと一緒になってよくわからなくなってるかもしれない。
できないこと、何がどうできないのかちゃんとわかっておきたい。できるようになれればたぶんいいけど、できるようにならなくてもわかることはたぶん大事だと思う。自分を見つめて、弱点に向き合うみたいな意味。
(書きながら寝てたので朝)