普段、日が暮れてから知らない道を歩くことは少ないが、今日は珍しく夜に知らない道を歩いた。知ってる道と知ってる道が知らなかった道で繋がった瞬間が二度もあり、既知と未知の接触が気持ちよかった。
このときのウロマガでも触れられているてんとうむ真(しん)のネーミングセンスはすごい。このアイデアが出てくるだけですごいのに、それに決定して看板などを立てているのはすごすぎる。もはや違和感もないんだろうな。最初こそ変な気がするかもしれないけど、それが日常になってしまえば馴染む気がする。てんとうむしも真も、それぞれは割と日常的に使われる単語だということもあるから。
見つけた変なものの写真を見せ合うのって面白い。今日はそれがたくさんできて楽しかった。かなり一方的に送るばかりになっちゃったけど、他の人に見せると自分が気がつかなかった部分に気付いてもらえたりする。自分で見せるときに笑っちゃって大変だった。
そこでは紹介しなかった置き物の写真。閉じ込められた動物たちに見えて、物語がありそうな気がした。好奇心が向く部分には恐怖と面白さが紙一重だったりして、人によっては引いてしまう部分だったりする。他人の不可解さに対しては、おおっぴらには言えない部分もあるけれど他人と共有したくなる面白さや好奇の視線が同居しているから、見て感想を言い合いたい。写真を撮ることそのものの是非も含めて、どこまでならいいのか、と考えると難しい。いつかどこかで誰かに怒られるかもしれない。
虚無ラジのいらない写真展とか、ベボベLOCKSのB-MYO(びみょう)な写真グランプリが好きで何度も見返してるから、その続きみたいなことができると楽しい。変な場所、違和感に対してある程度共感されたうえで、共感されない部分もあると自分のなかでも面白さが拡張される。すぐにいろいろ忘れてしまうから、気軽に写真を撮れる時代でよかった〜
体力(持久力)がなくてすぐへとへとになっちゃうから体力をつけたい。疲れてる状態でさらに頑張ればつくのかな。
先週壮平くんがキャス歌っていたスピッツの流れ星から、花鳥風月を初めて聴いてみてスピカとか旅人がお気に入りになった。その2曲を気に入りすぎて何回も繰り返し聴いてるからまだ最後まで聴けていない。スピカはあの歌詞のなかに出てくる「幸せは途切れながらも続くのです」が耳にひっかかるように残った。そのフレーズで終わるのも印象的だった。旅人は最初「旅人になるのは今なんだ」と歌ってるように聞こえていた(正:旅人になるなら今なんだ)。「ありがちな覚悟は嘘だった」の部分に、友部正人のどうして旅に出なかったんだを思い出した。旅に出たいと言いながらいつまでも出ない卑怯さを責められるような感覚。353号線のうたはまだ聞けていないけれど、ALの風のない明日の歌詞「Sun goes down」を「353(さんごさん)」だと間違えていた時期があったから353号線のうたに繋がってるみたいに感じた。ゆっくりアルバムを聴くの久しぶりで楽しい。1999年のアルバムなのいいなー。いまは2021年の花鳥風月+しか売っていないらしい。2021年のリリースをもって1999年のほうの販売を終了したらしい。いまは売れにくくなっているフィジカルを何種類も抱えておくメリットがあまりないのかもしれない。古いほうは廃盤になるけど、新しいほうで聴けるからいいか。1999年リリースだとポリドールから出てる?→ポリドールから出てた!調べたらちょうどポリドールがポリドールじゃなくなる過渡期だった。
スピッツとバンプって、同い年の人たちで組んだバンドがずっと同じ4人のまま20〜30年続いているところとか、売れても謙虚な姿勢で居続けてるところが似てるように見える。他にもいるかもしれないけど、そんなにたくさんはいないんじゃないか。すごい奇跡を同時代で見ている。ほかにもそういうバンドやグループあったら知りたい。