2022年5月20日 愛してるって言っても聞こえない風が強くて

スピッツの「旅の途中」を読んでいる。まだ聴いていないアルバムのところは飛ばしながらいったりきたり読んでいるので流れはわからない。でもレコーディングがどうだったとか、当時の調子がどうだったとか、アルバムに対して本人たちがどう思っているのか知るとアルバムの見え方が変わる。聞こえ方はそこまで変わらなかったりする。好きなアルバムへの後悔が書かれていると少し悲しくなるけど、まだ聴いたことのないアルバムの後悔を先に読みたくないから聴いていないアルバムの箇所はだいたい飛ばす。惑星のかけらも空の飛び方もインディゴ地平線も聴いてからまた読みたい。再会を待ちつつも、急いでたくさんのアルバムを聴きたくない。リリースから時間が経っているアルバムを後から聴くときは、時代とは別の時間を生きるような気もちにもなる。「現在」との結びつきがあまりないから、短期間にたくさん聴くと記憶が混ざってしまう。せっかくそこにアルバムとアルバムの間が詰まっているはずなのにその流れが感じにくくなる気がして、順番通りではないにしても新たに旧譜を聴くときはできるだけ時期をバラけさせたい。すこししかできていないからたくさん混ざっている。最近までIron maidenのPurgatoryのこと1stの曲だと思ってたり、スピッツだとさざなみCD思い出そうとしてとげまる思い出してたりする。この2枚はアルバムごとの流れはわかるけど、思い出すときに混ざる感じ。

レコードプレイヤーらしき何かが落ちていた。f:id:eudoftheworld:20220521044313j:imagef:id:eudoftheworld:20220521044323j:imageよく知らないけれど、「45↔︎33 1/3↔︎78」と書いてあるし、聞いたことある回転数だ。これだとシングル盤とかは再生できないってことなのかな。ドーナツ盤とか名前しか知らないから、どうやって再生するのかとかがわからない。物心ついた頃からペットボトルがある世代だから日常にレコードがない。通りすぎようとしたときに何かエフェクターみたいなのがあるような予感がした。結果的にレコードプレイヤー(推定)だったから違ったけど、少しだけ勘が当たったような気分になった。

カネコアヤノの爛漫はサビでカネコアヤノが弾いてるほうのギターがかなり歪んでいる。何回も聴いてるはずなのにぜんぜん気になっていなかった。自然に歪んでいるのか、耳がうまく拾っていなかったかなー。

夜中の道路を運転するやつ初めてやった。知らない道を進むのは怖い。うっかり高速道路に乗らないように細心の注意したら大丈夫だった。インター付近は罠がたくさんある。ロマンとかたのしみはドライブのなかにはないな。窓を開けるとラジオの音もナビの音声も遠いBGMになるから窓を開けるのはロマンから遠いんだろうな。夜中の高速道路は未経験だけど、いつか走る日が来たらどのくらい怖いんだろう…慣れるほど乗りたくもないけど、乗れなくなるほど乗らないでいるのも怖い。運転には怖さがずっと付きまとっていて、無事に到着してもしばらく緊張してる。車の鍵ちゃんと閉めたかな、閉めたような記憶はあるけど閉まってたのかな、サイドブレーキ踏んだはずだけど外れてたらどうしよう、と乗り終わっても不安になれる。車のことも運転のことも好きにはなれないけど、いつか夕暮れの中央道を八王子に向かって走ってみたい。荒井由実の見ていた景色。いまだに「右には競馬場 左はビール工場」の景色見られるのすごい。40年以上経ってるのにまだある競馬場と工場。

窓を閉じて流したラジオから流れてきてよかった曲。あとで遡りたいから時間だけ覚えておいた。何の曲かけたか教えてくれるホームページ(公式)ありがたい。ぜんぜん覚えていられないから再会できてもわからない悲しさがある。意識すれば自分から探していける情報網ありがとう。