2022年1月10日 蝉の冬

気を抜くとすぐ1週間とか放置してしまう。これじゃあ週記になってしまう。紙にときどき書いている日記は平気で半年とか放置しているから、まだ短いけれどこれだって 忘れたらあっという間に数ヶ月放置できてしまったりするんだろうな。

雪が降った。もはや、あったな~くらいの感覚になりつつある。降っている間は部屋から降る様子を眺めて、翌日に万全の雪対策して散歩した。

公園で作った。たのしかった。近くで高校生くらいの男の人たちがでかい雪だるま作ってたのもよかった。ときどきしか雪降らない地に住んでいるから非日常でたのしい。水を通さない作りになっていると思っていた手袋をしていたはずなのに、気が付いたら中まで雪が染みていた。冷たい。手袋を外しても寒いけど、していても寒い。うっかり手が寒さに挟まれてしまった。雪で遊んだ日だけ、冬が寒くってよかったような気がする。いや、冬が寒いのは大変だ。このくらい寒いほうがいい 本当の震えに気付かないで済む、とも歌ってた。寒さのいいところを見つけるのがうまいのかもしれない。寒い寒い寒い寒い。秋のうちに冬まで続く予定を立てるとき、冬の寒さ忘れないように気をつけるのにその予想超えて寒くなる。冬のつらさ忘れちゃうの、なあ~ つらさ忘れちゃいがちなのはいいけど、計画立てるのに向かない。

この自分のツイート、傲慢な気がする。蝉が見てる冬を知らないだけだ。私が見てる冬と蝉が見てる冬が違うだけなのに一方的に押し付けたい願望を包んでツイートしてるだけに見える。そう思って書き始めたけど、私が見てる冬を蝉に見てもらいたい気持ちを書いたようにも思えてきた。蝉が見てる冬も知りたい。だから、「蝉に冬の空も見せてあげたい」というよりも「蝉と冬を見せ合いたい」んだろうな。そういうツイートです。

いま、好きな言葉を提出しなくちゃならなくて ものすごく迷っている。梅酒(高村光太郎)の「夜風も絶えた」とか春の実体(萩原朔太郎)の「春がみつちりとふくれてしまつた」とか詩の引用にするか、短歌や自由律俳句を選ぶか、その他すきな短文(ツイートとか)も候補に入れつつ、ああでもないこうでもないと寄り道をしながら迷いに迷っている。

天体観測(ドラマ)を見終わった。2002年のドラマでBUMP OF CHICKENの天体観測がもとになっているらしい、と聞き気になっていつか見ようと思っていた。
FLAME VEINTHE LIVING DEAD、jupiterのさまざまな曲(特に天体観測、ベル、メロディーフラッグ)がかかりまくっていた。第1話の冒頭は、いきなりStage of the groundのイントロから始まる。ここでその曲をかけるの?!と驚くシーンが多かった。続・くだらない唄がかかるシーンとか、jupiterって名前のバーにベルとかリリィが流れてるシーンとか。特に第2話の天体観測のかかるタイミングが強く印象に残っている。上司にビンタされたシーンの直後にイントロが流れ始めた。他にも天体観測がかかるシーンはいくつか不穏な雰囲気のあるシーンがあった(そうじゃないシーンもある)から、あのイントロのハウってるような音に不穏を感じてたのかもしれない。Wikipediaには挿入歌に「天体観測」「くだらない唄」「リトルブレイバー」「とっておきの唄」「ナイフ」「Opening」「ベストピクチャー」「リリィ」「Ever Lasting Lie」「Stage of the ground」「Title of mine」「メロディーフラッグ」「ベル」と書かれているけど、体感ではもう少し多かったような気がする。第8話の家出のシーンあたり「続・くだらない歌」かかってたような気がする。あと「ランプ」も流れてた気がする。ランプは最終話だったかな。話数重ねるごとにだんだん「ベル」と「Title of mine」が流れるタイミングが何となくわかるようになった。それくらい似たシーンで同じ曲が流れていた。見る前はてっきりモチーフになってるのは天体観測くらいなのかと思っていたら、がっつり何曲もかかっていた。なんとなくのちにリリースされた魔法の料理とか、その後のバンプの曲に通ずるようなトラックもあったり、壮大な二次創作を見ているみたいだった。ずっとバンプがかかってるのが面白かった。Stage of the groundから始まる第1話の冒頭がいちばんかっこよかったので、バンプ好きな人はそこだけでも見てほしい。曲かかりすぎて感動とかじゃなくて「このシーンでこの曲を?!」と思いながら全体的にへらへらしながら見ちゃったな…FLAME VEINTHE LIVING DEAD、jupiter知らないほうが純粋に見れるドラマなのかもしれない。もしまた見ることがあったら、挿入歌書き留めながら見たい。